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100% 嘘八百 ♪ PRINCEを愛するD&Pによる、PRINCEをめぐる妄想の数々


by DandP

男の職業


いえ、また世間話なんですけども。
 先日、ありがたいことに「アフロプリンス」のお写真を拝見することが出来、そんなに悪くもなかった、ということが判明して、ホッとしたのもつかの間、いろいろ考えてしまった。
 そこでたどり着いた先は、「アフロプリンスに似合う”男の職業”」

 ワタクシD&Pは、ツネヅネ、トップオブザ男の職業とはなんであろうかと、考えていた。今回のアフロプリンスには、その栄えある「ナンバーワン男の職業」に従事させたい。
 ハールメンの笛吹き男のごとく、あらゆる婦女子が付いていってしまいたくなる男の魅力満載の職業とは何か。
ここでは独断により、いきなり発表させていただく。

牽引式トレーラーの運転手である。

映画「ターミネーター2」や「ロングキス・グッドナイト」などアクションもので、転がされたと思うや派手に爆破&炎上したりする、液体窒素やガソリン満載の、あの超大型トラックである。
 ピカピカに光ったあの車体に、車を走行中、困った経験のある方も多いだろう。あの車の後ろに付いてしまった時、タンク後部の微妙にレンズ状になったピカピカのステンレスで視界がさえぎられ、信号機が見えないばかりか、渋滞中に至っては鏡のようになったそこに、自分の車が凹凸レンズのように映り、緩慢な発進停止の度にびよ~ん、ぶよ~んと遠近感を歪ませる。そのマトリックス具合に、思わず乗り物酔いした人もいるに違いない。

 だが、あれを運転する男というのは、お気付きでない読者もいるかと思うが、なかなかこれ、ステキなのである。
 トラックを運転するにあたり、一番重要なのはなんであろうか。
腰である。長距離を長時間同じ姿勢で運転を続けるには、腰の強さが重要になってくる。まあ、これはなんの職業でも同じのようで、ある作家もインタビューの中でやはり「作家になるのに一番必要なのは腰の丈夫さ」と言っていた。やはり人間、腰なのである。腰がよければ、姿勢も自ずからよくなると言うもの。

 さらに牽引式トレーラーの場合、運転手には他のトラック運転手とは一味違った、清潔感というか、スタイリッシュさがほのかに漂うのである。なぜであろうか。ワタクシD&P推測するに、それは「荷降ろし」がないからである。トラックの運転手には運転だけではないもう一つの仕事がある。現地に着いたら荷を降ろさなければならないのだ。それで衣服は汚れ、身体は汗にまみれてしまう。そこへ行くと牽引式トレーラーならば、涼しい顔してビシッと決められるのだ。

 特筆すべきはバックである。車庫入れである。
牽引式トレーラーは前進よりも後進が難しいと聞く。牽引している荷車を下げるには、通常の後進とは逆のハンドル捌きをしなければいけないのだ。
 温泉街のお土産に、小竹の筒をつなげて作ったヘビのおもちゃがある。土産物屋をひやかしてる時に一度は絶対手にとったことがあるだろう。小竹が関節のように曲がり、ヘビの蛇行を表現しているのだが、牽引式トレーラーとは、つまり、あれである。あんな車、どう扱えばいいのか、シロウトには想像もつかん。
 あんなものをバックさせちゃう男なのである。
そんなワイルド&テクニカルメンになら、普段はつつましくうつむきがちなジャパニーズ婦女子も、トラックみたいな大きなお尻を振って男を誘うアメリカ女に変身しようというものだ(SISQO調)。

 でも、プリンス、運転席から前、見れなかったらどうしよう。いや、背が低いんじゃなくて、座高が低くて。
by DandP | 2003-05-24 23:56 | D&P時事放談