te amo corazon PRINCE
2006年 01月 31日
サテンのシーツが肌に冷たく、体温を奪う。
でも、女が肩をすくめるのは、そんな理由じゃない。
見慣れない風景だ、と感じているからだ。
重なる男の肌は、どうして誰も熱いのだろう。
さっきまで車をとばしていた砂漠を思い出す。
『ふたつの三日月にぶらさがって
道化が笑っている。
それは、あなたと私に似ていて
満ちることを知らない月』
吐息の向こうに、瑞々しい木々の匂いがする。
目をつむれば
わずかな風にこすれあう葉の音が、耳のすぐそばで聞こえる。
意識はそんな遠くにありながら
ただ、手さぐりで探している。愛のようなものを。
けれど、いずれにせよ
オアシスを囲む石壁は、永遠を約束するものではない。
・・・・・te amo corazon
『あなたが欲しい。
その心臓の鼓動さえ、私のもの。』
by dandp
| 2006-01-31 16:05
| プリ曲妄想